努力しても続かない人へ。先に整えるべきは「時間」じゃなく「回復」だった。

学習

【結論】学べなかった原因は「時間不足」ではなく「回復不足」だった――ショート動画を減らし、早く寝ただけで人生の歯車が回り始めた話

「学びたいのに、動けない」
「時間がないから仕方ない」

そう思い続けていた私が、
毎日30〜60分、自然と勉強できる人間に変わったきっかけ。
それは――「時間を作った」からではなく、
“回復する生活”に変えただけでした。


毎日が限界なのに、人はさらに「頑張ろう」としてしまう

「このままじゃダメだと思っている」
「何か学ばなきゃと思っている」

そう感じている人ほど、現実はこうです。

  • 仕事でクタクタ
  • 家に帰れば家事
  • 気がつけば夜
  • スマホを見ながら寝落ち

毎日の生活だけで、もう限界。

それなのに私たちは、
「もっと努力しなきゃ」
「意志が弱いからダメなんだ」
と、自分を責めてしまいます。

でも今なら、はっきり言えます。
足りなかったのは努力ではなく、回復でした。


改善前の私は「疲労が取れない毎日」を生きていた

当時の私は中学校の教員でした。

【平日】

  • 6時半 起床
  • 8時〜19時 仕事
  • 20時 夕飯
  • YouTubeやPrime Videoを見ながら寝落ち
  • 23時に目覚めて、入浴・洗い物・洗濯
  • 25時前後 就寝(睡眠5〜6時間)

【土日】

  • 部活動でほぼ休みなし

自由時間はほぼゼロ。
体は疲れているのに、
からだを回復させる時間は削られていく。

学びたい気持ちはあっても、
学べるだけの体力も気力も、完全に底をついていました。


私が最初にやめたのは「夜の動画」だった

転職をきっかけに、生活はこう変わりました。

  • 6時半 起床
  • 9時〜18時 仕事
  • 19時半 夕飯
  • すぐに洗い物・入浴・洗濯
  • 22〜23時 就寝(睡眠7〜8時間)

土日も7時起床。
筋トレ、掃除、そして読書や勉強。

ここで大事なのは、
最初から勉強時間を増やしたわけではないという点です。

私が最初にやったのは、たった2つ。

✅ 夜のショート動画・YouTubeを減らす
✅ とにかく早く寝る

「何かを足す」より先に、
**“疲れる原因を引いただけ”**でした。


正直、最初からうまくいったわけじゃない

もちろん、最初から完璧にできたわけではありません。

  • 早く布団に入ったのに、結局スマホを見てしまう日
  • 仕事が忙しくて、いつも通り寝てしまう日
  • 「やっぱり無理かも」と思った日

何度もありました。

それでも、
“15分だけ早く布団に入る”
これだけはやめませんでした。

たったそれだけで、少しずつ体が回復し始めたのです。


体が回復すると、人は「勝手に学び始める」

睡眠が整いはじめて、最初に変わったのは朝です。

  • 目覚めが明らかに軽い
  • イライラしなくなった
  • 頭の重さが消えた

そして、ある日ふと、こんな気持ちが湧きました。

「今日は10分だけ、本を読もうかな」

無理にやる気を出したわけでも、
自分を追い込んだわけでもありません。

回復しただけで、学ぶ気持ちは“勝手に”戻ってきました。


学ぶために一番大切なのは「気合」ではなく「土台」

私は今、こう断言できます。

学ぶために必要なのは、
根性でも、時間管理術でもなく、
体と心の余裕という“土台”です。

土台が壊れたままでは、
どんなに立派な目標も、どんな勉強も続きません。

だから、これから学びたい人は、まずこれだけでいい。

✅ ショート動画を見る時間を減らす
✅ いつもより15分だけ早く寝る
✅ 何もしない時間を、あえて作る

これが、私にとっての最短ルートでした。


最後に、あの頃の私と同じあなたへ

もし今、

  • 毎日忙しすぎる
  • 疲れて何もできない
  • それでも「変わりたい」と思っている

そんな状態なら、どうか覚えておいてください。

あなたに足りないのは、努力ではなく、回復です。

今日、完璧にやらなくていい。
まずは――

✅ 今日は23時にスマホを伏せてみる
✅ 布団に入る時間だけ、10分早めてみる

それだけでいいんです。

たった10分の「回復」が、
あなたの人生の歯車を、静かに、でも確実に回し始めます。

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